聖夜に・・・。
田中弥生
アイシングクッキーオーナメント
今日はクリスマス・・・。
静かな夜をお迎えのことと思います。
私も今夜は、ぼーっとツリーの灯りを眺めて夜を過ごすつもりです。
私が可愛いスイーツを皆さまにお教えする事を生涯の仕事と決めたことを少しお話しさせて下さい。
私の仕事の原点はクリスマスの思い出なのです。
遠い遠い昔、まだ幼い頃のクリスマスの日・・・今は亡き父がサンタクロースの衣装で大きなケーキを抱えて帰って来た事がありました。
今の様にコスプレなんてものは存在すらなかった時代に、大きな真っ白なヒゲまでつけて・・・。
何年経ってもあのクリスマスの日の驚きと喜びは色褪せる事なく、確かな幸せの形として私の心をほっこりと包んでいます。
あれから沢山の時を重ね、
数えきれない位の困難に突き当たった時、
涙で溺れそうになった時、
生きて行く自信をなくした時、・・・いつもいつもこのサンタ姿の父が私を支えてくれました。
愛された記憶は生きる力になります。
私は、この時に父から誰かを喜ばすという心を学びました。
もし私のお菓子に出会ったことで幸せを感じていただけたら、
もし私のお菓子を美味しいと感じてくれたなら・・・、それだけで私は幸せなのです。
クリスマスに・・・余計なおしゃべりが過ぎました、ごめんなさい。
皆さまがお幸せであります様に、メリークリスマス!